21回広島がんセミナーに行きました

11/5日広島国際会議場で、第5回三大学コンソーシアム県民公開講座に、私、安部会長、
雨降りでしたので、傘を持ってましたが、家を出る時どの傘にしようか?
迷って、あまり使わない傘にしました。
傘が実は沢山あるのです。出かける時雨が降ってないのに、途中降り出す。
500円ぐらいの傘を買う。そして家には傘が溜まるのだ〜
糸崎で乗り換えの時、傘を置き忘れた。やっぱりな〜予感がしていたので
どうでもいいような傘を持っていったのだ。
広島駅で525円のピンクの傘を買いました。
今迄は乳がん関係の勉強会に行っていたが、他臓器のがんの話しを聞くのも
良い刺激と思って出かけた。
1例目  「子宮頸がんの診断と治療の進歩」
 講師 がん研有明病院婦人科部長 瀧澤 憲先生
がん研有明には17人の産婦人科の医師がいて、入院90ベットがあるそうだ。
今、産婦人科が居ないと言われる時代に、ここには沢山の医師がいて、日々
がん治療に専念されている。
子宮がんは予防できるがんだが、米国では受診率83%、日本は24%、他のがんと同様
低い。やっとヒトパピローマウイルスに対してのワクチン(サーバリックス)が
が接種されるようになった。(私の勤務するクリニックでも割に多くの学生がワクチン
にくる)
子宮頸がんは若い女性に多いので、子宮を残すために円錐切除される。45歳〜50歳は
子宮全摘か円錐切除か選択、50歳以上は全摘するほうがいいらしい。
子宮がん検診は何歳まで?
ウイルス感染ない人は3〜5年 ウイルス感染している人は1年毎の検診
どのがんでも早期発見、早期治療につきる。
2例目 「乳がん・あなたとあなたの大切な人のために」
 講師 中川 けいさん
中川さんは昨年総会でお話しして頂きましたよね。
乳がんの患者でありながらも、何処で話をされても教授などと同じような話しを
されます。がん関係で外国に行き、そうそうたるドクターと交流されています。
乳がんの診断・治療における進歩は、近年目を見張るものがある。今後の乳がん
の診療においては、より高い専門性が求めらてくるものと思われます」
3例目 「前立腺がんの診断と治療の進歩」
 講師 鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野教授 武中 篤先生
会場は男性が半分くらい来られていた。やはり前立腺がんは気になるらしい。男性にしか
ないがんだから。
前立腺がんは血液検査による腫瘍マーカー測定(PSA)が容易にできるようになり
正常値より高い場合、生検により、早期に治療が可能になった。
ホルモン剤治療もありますが「いかに治すか」
手術方法には「開復」「腹くう鏡」そして最先端技術の粋を集めた「ロボット手術」
これは「離れていても出来る(宇宙のナサ)」物々しいロボット機械が並び
離れた所から、遠隔操作で前立腺を取る手術で、自費で128万円、患者には優しい
手術のようだ。
これが普及するのはまだまだ先の話しだろう。でも治療選択は増えた。
がん患者は増える傾向にある。全てのがんにいえることは、検診がいかに大切で
早期発見、早期治療につながる。
抗がん剤、治療の選択など医学の進歩は進んでいるが、自分を守るためには
何が大切か、考える必要があると思う。
    中川さんの言葉「がんと闘うのではなく、生きるためにがんと闘うのです」
                前向きに生きたいと思う 藤井でした