福祉フェアー広島

11/5日のがんセミナーを終えて、私だけ広島に泊まり、広島県健康福祉センター
に出かけた。新聞で福祉フェアーに東京オリンピックで金メダルをとられた、バレーボール
の主将だった中村さん(旧姓 河西)さんが講演される事を知っていたから。
中村さんは現在78歳、東京オリンピックの時は31歳だったそうだ。
当時私は10歳だったのに、そしてテレビは白黒だった。
時々その時の映像が流される時があるが、何故かいつ見ても感動する。
鬼の大松と言われた監督、彼女達は「東洋の魔女」と言われた。
9人制だったのが6人制になり、本当に言うに言えない辛い練習と、東京であるオリンピックというので、凄いプレッシャーだったようで、その話しになると、話しが途切れ
涙された。あれから47年経ち174cmの体は無駄な肉(贅肉)はなくシャキとされていた。
今気をつけておられる事は、外に出かける時は、必ず服を整え、お化粧をする。
そして今でも「ママさんバレーボール」の指導をされておられるそうだ
2020年のもしも出来たら、東京で行われるかもしれないオリンピックを見たいと
言われた。目標を持っている人は輝いていた。
年配の方が多く、金メダルも触らせて頂いた。今でも輝いていた。
そしてもう1人会いたい方、RCCラジオパーソナリティ「世良洋子」さん
いつもラジオをつけて運転していると、世良さんの笑い声が聞こえてくる。
中国放送で初めて定年まで勤務され、現在はフリーアナンサーとして活躍されている。
私は世良さんの飾らないところが好きだ。
上野さんや、横山アナンサーとの掛け合いが面白い。
当日も「暑いですね」を連発される。ついには「昨晩友人としこたま飲んでまして」
と言いついには「私のバック」と言いながら、檀上から降りてバックを持って
来られ「ハンカチ、ハンカチ、あ〜携帯も鳴っている〜」
いつもの世良さんの叫び、会場が大笑いに包まれた。
いろいろ話されたが、一番印象に残ったのが「皆さんは他人に自分の言葉で話してますか?
ある時、夫婦がお店に来られ、お子様ランチは駄目でしょうか?と言われた。
ウエイトレスは大人には出来ませんと断ったそうだ。それを見ていたオーナーが
「どうされました?」と聞かれたら「実は12歳で亡くなった子どもの命日で」
それを聞いたオーナーは3人分のお子様ランチを準備し「ごゆっくりしてください」
その夫婦はいたく感動されたそうだ。
もう一つ、マニアルどうりに話す時ないですか?
ある会社の社長が皆が遅くまで仕事しているので、「ハンバーガーを32人分」注文
された。その店員は「お店でお召し上がりでしか?お持ち帰りですか?」
私達も時々言われますよね。1人で来ているのに32人分
の注文に「こちらでお召し上がりですか?」はないだろう。
私達医療者も同じだ。患者さんをみれば「お大事に」と言ってしまう。
私はこの言葉はあまりつかわない。「気をつけてね」という事にしている。
でも確かに考えずに言っている言葉ってある。
いつあっても「お疲れ様」私は仕事を辞めて家にいる時、メールに「お疲れ様です」
と書いてくる人がいた。
私はつぶやく「私、仕事してないのに疲れていないよ」
世良さんの話を聞きながら、自分の日常を振り返ってみようと思いました。
                 皆さん こんな経験ありませんか 藤井でした