本日乳がん体験者の展示会に行きました

招待状に思いが書いてありましたので、本人さんの許可を頂き
実名で書かせて頂きました

     思い・・・・・
平成13年6月に乳がんの手術を受けました。いまだに副作用の「臭い」に悩まされています。
特にユリとジャスミンは苦手です。そんな状況の中、服を作る過程で素材とアイロンの関係から、私の体には昔の素材である「天然の繭」から
作られた「きもの」が1番優しいことを感じました。
古ければ古いもののほうが縫っていて「楽」なことも実感しました
着物を着るのは苦手ですが、昔から興味があり、お祝いの柄(留袖)に囲まれての縫い物は、心にゆとりを感じさせてくれます。
柄の配置を考える時間が1番楽しく、縫う作業はかなり苦手ですが、
それなりに仕上げて自己満足しています。

日本の伝統の良さを再確認しながら(特に絞り)着物の「繭」を育てるところから、反物が出来上がるまでの行程をひとつひとつ勉強し、
それぞれに携わってきた職人さんの思いをくみ取り、昔の母親が娘を嫁に
出す時の苦労(1枚でも多くの着物を持たせてやりたい)を感じ
仕立てた縫い子さんの気持ちを察した時、この着物にもう1度「陽」の当る
場所を探してやりたい!!!
との思いで始めた着物リメイクですが、同時に癌仲間の人たちからの反響が
大きくて、出来上がった服の写メールを見て、自分の事のように喜んで
下さる人たちがいます。その方達から背中を押されての作品展となりました
作品展?身分不相応で、準備期間中、思うような作品がほとんど出来なくて
何度も延期、中止をしょうと考えましたが、病気には、延期も中止もあり得ない世界です。今病気で闘っている人達の為にも、今の私を見てもらう事で
頑張ってもらいたい!!!
そんな思いで作品展を開くことにしました
お忙しいところ恐縮ですが、熊幸(屋号の名)の世界を楽しんで頂ければ幸いです

着物リメイクフォーマル専門 熊幸 代表 中山幸子

Yさんと見に行きましたが、本当に留袖の柄を上手に使ってあり、見事に
着物がフォーマルウエアになっていました。
患者交流会で、展示して下さるそうですので11月にお願いしましょうか?
中山さんは輝いていました

以前交流会で患者さんの作品展をした事を思い出しました
色々趣味で作品を作っている方も多いと伺っていますので、11月の患者交流会
は作品展にしましょうか?

              輝いている方がまぶしい 藤井でした