本日東京家族という映画を見て通ずるものあり

本日フリーの休みだったので、見たかった映画「東京家族」を見に行きました
ストーリーは監督が「山田洋次」なので、家族がテーマ
親は私達が1昨年旅行で行った大崎上島に住んでいて
子ども達は3人とも東京で暮らしている
それで両親が東京の子ども達の家を、見て回りながら話しをしながらストリーは展開していき
心置きなくなった母親が、長男の家で倒れ、あっという間に亡くなる
その後、大崎上島で葬式をあげ、天候が悪くなるとフェリーが出なくなると
いうので、子ども達はあわただしく、父親を残し帰ってしまう
私は思わず泣いてしまった
あまりに私の父が亡くなった時のシーンとそっくりだったからだ
父は17年前に、心筋梗塞?であっけなく死んだ
死ぬ1年前ぐらいにほとんど耳が聞こえなかった父が「聞こえる」と言い
電話をかけてきたり、岡山と福山にいる娘達の家を、見て回り、話をした
何故長い間耳が聞こえなかったのに聞こえるように?なったか疑問であった
そして死ぬ6ヶ月前、私達が帰省した折、牛がいるので1度も旅行に行った
事のなかった父に「霧島温泉でも皆で泊まりに行かない?」
と誘ったところ、「行くから牛の世話を兄に頼んで来る」
と言い初めて旅行らしい旅行をし、翌日は、鹿児島にいる妹が、弁当を
作って来て、山を動物園にしている所を、笑顔でいつもの
サンダル姿で歩いていたのを鮮明に思い出した
父には近いうちに死ぬという予感めいたものがあったのだろうか?
葬式も済み、初7日かが済んで、我々は1人になる母を残し
心を残しながら、帰っていくシーンとオーバーラップ
して、あの時の心細そうな母の顔が忘れられない
もう17年も経つのに
母は現在81歳、持病を持ちながら1人で暮らしている
限界集落ではあるが、地域の方に支えてもらいながら
その母が死んだら、私達はどういう行動をとるだろうか?
近い将来やってくるであろう「死」

考えたくないが、覚悟はしておかなくてはと思う1日でした
大崎上島が綺麗でしたよ
                          藤井