ばあちゃんの病気が治りますように

1/22日の中国新聞にこんな記事が掲載されました。
ばあちゃんの病気が治りますように
広島県世羅町せらひがし小4年 重本玲央
パン、パン
「どうかばあちゃんの病気が治りますように。」ぼくと兄は、犬の散歩に行くと、
必ず神社に立ち寄って、お参りをします。ぼくのばあちゃんは、今年の5月、
体にがんが見つかりました。そのため、僕たち家族は、5月の終わりに福山から
世羅に帰って来ました。ばあちゃんの治療は大変で、こうがんざいの点滴をうった日は
、吐き気やだるさがあってとてもしんどそうです。
そんなある日、ばあちゃんが新聞で、リレーフォーライフ・ジャパンの記事を読んで、
このイベントに参加してみたいと言い出しました。
がん患者たちが、24時間歩きながらリレーをして、1人じゃないから勇気をもってがんと
戦おうというものだそうです。その話を聞いたぼくたちも
「ほんまじゃねえ。ばあちゃんのがんが小さくなるなら行こうや。」と皆賛成しました。
9月19日、びんご運動公園でそのイベントがありました。
ばあちゃんと母さん、ぼくと兄の4人で参加しました。
患者さんやその家族の人、お医者さんや看護師さん、ボランティアの学生さん、およそ
1200人が集まっていました。ぼくは、あまりにたくさんの人たちが集まっているので
がんと戦っている人は本当にたくさんおられるのだなとおどろきました。
ばあちゃんは、母さんや知り合いのお母さんと一緒のチームでした。45番目にインタビュー
を受けて、出発しました。ばあちゃんは、名前やいつ、がんが見つかったかを元気に答えていました。間もなく、スタートしました。バンダナを頭に巻いて、手に旗を持って、ばあちゃんは一生けん命にグランドを歩いていました。
ぼくは、ばあちゃんや母さんに「がんばれえ、がんばれえ。」と何度も何度も大きな声で
応援しました。ばあちゃんが、旗をふって答えてくれたのがわかって、とてもうれしかったです。ばあちゃんは、少し息を切らしてしんどそうだったけど、走り終わった後で、
「自分1人じゃないんだね。がんのちりょうをしている人がこんなにたくさんいるなんて。
参加して本当によかったよ。これからもくじけずに、いろんなことに挑戦していくよ。」
と嬉しそうに話してくれました。ぼくもこのイベントに参加して、今まで以上にばあちゃんの力になりたいと思うようになりました。
これからも、近くの神社へのお参りを欠かさず続けていきたいです。
「どうかばあちゃんの病気が治りますように」

鈴木三重吉賞の優秀作品に選ばれていました。
嬉しいですね〜リレーフォーライフがこんな形で紹介されるなんて。
今年は福山市で行われるかも?
会場にまたこの子どもさんが来てくれるかな〜
9月が楽しみですね!!!
                        事務局 藤井でした