第7回がん患者大集会

本日中国中央病院大講堂で、東京医科歯科大学で行われていた「がん患者集合」を、Ustreamで見ました。
「いのちに希望を〜新薬と新しい治療}
司会 吉野ゆりえさん 肉腫で8回OPされたそうだ
   堀 均 肺がん経験者
1部は3人の基調講演
抗がん剤が世に出るまで:治験、承認審査、薬価収載」
国立がん研究センター中央病院 藤原 康弘先生
泌須の「発がん因子の究明」をされALK活性阻害剤を「痰」で調べたが、日本で治験を
してくれず、ボストンで治験が進められ、酸素6Lしながら、末期肺がんの28歳の
患者さんがボストンまで行き、2週間ほどで元気になられたそうだ。
EML4-ALK陽性肺がんに高い効果がある。
「グレゾチム」という名前で3月には、アメリカで承認されるそうだ。
何故日本人が研究をしたのに、日本で治験がされないのか?
日本では「治験」「承認審査」「薬価収載」がなかなかされない事で
外国で治験され、承認されて5年ぐらいしてやっと、日本でも使われるようになる
 「がん研究がもたらす新しい治療」
東京大学院医学系研究科教授  間野 博行先生


やはり治験の着手の時期によって外国との差が大きいと言われた。
以前より早く日本でも承認されるようになったが、使えるがんの種類が限定される。
がんワクチン 150万円
マンマキット 38万円
とまだ自費診療が多いのが今の日本の現状である。
「希望に勝る良薬はなし」
膵臓がん患者さんでもう使う抗がん剤がないと言われた落合さん
次次と仲間がなす術もなく亡くなっていくと涙ながらに訴えられた。
外国で使われて効果がでているのに、日本で使えない抗がん剤が多い。
患者目線で考え、効果のある薬は早く日本でも治験を行い、助かる命を助けて欲しい。
落合さんの呼びかけで、会場皆立ち上がり
「諦めない!」「負けないぞ!」「がんばるぞ!」と拳をあげ叫んだ。
2部
パネルデスカっション
色々な意見がでたが、行政、医師、患者が一つになって、新しい薬が早く使えるようにしましょう。
「敵はがんです」
アンダンテの会員さん沢山参加して頂きありがとうございました。
日本中同じ話しが聞けた事は嬉しいですね。
中国中央病院の関係者様、ありがとうございました。
そして嬉しい事に、府中の皿海さんが来て下さいました。
12月12日に宮崎でフルマラソンにエントリーされたそうで、皆で頑張って下さいと
握手しました。スキルスがんを克服され、42Kmも走られる強靭な精神の持ち主に
脱帽です。皆で完走される事を祈っています。
                      事務局 藤井でした